保有銘柄カルテ

キムラユニティー

証券コード 9368
倉庫・運輸関連業東証スタンダード物流・車両管理
配当利回り(予想)3.96%
株価は2026年9月18日終値。業績は2026年3月期の連結実績です。予想利回りは2027年3月期の会社予想38円で計算しています。
調査日:2026年9月22日
株価959円
1株配当(予想)38円
🏢

どんな会社か

  • 自動車関連の物流が柱。部品の包装・保管・入出庫や、物流センターの運営を担います。
  • 車を管理する仕事も。企業向けの車両整備・リース・販売・保険を手がけます。
  • 情報・人材サービスを組み合わせる。物流システムの開発や人材派遣も提供します。
  • 2026年3月期の売上645億円。物流サービス459億円、モビリティ148億円が主力です(外部顧客向け売上)。
部品を包む・保管する→必要な所へ届ける→車両の整備も請け負う
秘書のリツ自動車部品の物流が中心だよ。物流と車両管理に、情報システムや人材のサービスを組み合わせているんだ。

出典:2026年3月期決算短信・セグメント情報2026年3月期有価証券報告書。

📊

ディフェンシブか、景気敏感か

管理上の分類ディフェンシブ。ただし自動車生産の影響を受ける物流は景気や主要顧客の動向を見続けたい。
秘書のリツ過去10年の営業キャッシュフローは毎期黒字。ただし、2021年3月期は売上が減り、2018年3月期は営業利益が減った。自動車生産の波がないわけではないよ。
📝

強みと懸念点

⭐ 強み
  • 物流と車両管理の組み合わせ。自動車部品の保管・入出庫に加え、企業の車両整備やリースも担います。自動車関連の仕事を、物流と車両の両側から受けられる会社です。
  • 普通配当の積み上げ。利益の40%を配る目標のもとで、利益の伸びとともに配当も増えてきました。特別・記念配当を除いても、10年で配当は5倍に増え、減配はありません。
  • 本業の採算改善。利益率はこの8年で2倍以上になり、売上を利益に変える力が高まりました。
  • 事業から生む現金と財務余力。本業のお金の出入りは10期続けてプラスで、資産の6割強を自前のお金でまかなっています。
🔵 懸念点
  • 利益連動の配当。会社の目標は利益の40%を配ることで、減らさない約束や金額の下限はありません。利益が減れば、配当も減り得ます。
  • 主要顧客への依存。売上の2割近くがトヨタ自動車向けです。トヨタの生産や発注が減れば、仕事と利益に響きます。
  • 営業CFの減少。本業で得たお金はプラスを保っていますが、前の期は大きく減りました。投資や配当の元手が細る動きか、次の決算で確かめたい。
主要顧客の数字の集計範囲

2025年3月期有報には、提出会社単体のトヨタグループ向け売上比率40.2%も記載されています。上の18.8%は2026年3月期の連結決算におけるトヨタ自動車単体の比率です。年度・集計範囲・取引先の範囲が違うため、直接比較はできません。

出典:2026年3月期決算短信・補足資料2026年3月期有報2025年3月期有報の顧客情報。

⚖️

同じ業種の会社と比べる

倉庫・運輸関連業の2社と並べました。住友倉庫は倉庫・国際輸送、上組は港湾荷役が中心で、キムラユニティーの自動車部品物流・車両管理とは事業の中身が異なります。

2026年3月期キムラユニティー
9368
住友倉庫
9303
上組
9364
売上高645億円1,962億円2,948億円
営業利益率7.7%5.8%12.4%
ROE7.7%6.1%8.0%
自己資本比率62.1%61.2%73.5%
配当性向43.6%44.6%65.9%
予想利回り3.96%2.47%4.21%
秘書のリツ利益率は3社の真ん中だね。自己資本比率は住友倉庫と近い。上組は利益率・自己資本比率ともに高いけれど、港湾荷役中心なので同じ物差しだけで決められないよ。

決算指標は各社の2026年3月期連結実績。予想利回りは2026年9月18日終値と2027年3月期配当予想から計算。事業構成の違いに注意してください。

出典:キムラユニティー住友倉庫上組の2026年3月期決算短信。株価は各社の2026年9月18日終値。

🔎

いつも見ている8つの基準

◎ 基準を大きく上回る、または方針が明文 / ○ 基準を満たす / △ 基準は外れるが、理由を説明できる / × 基準を外れ、次の決算で必ず確かめる
○
売上は伸びているか
645億円。10年で1.37倍。2021年と2025年は減収だが、2026年は5.6%増。
△
営業利益率は高いか
7.7%。10年で改善し、同業の住友倉庫5.8%と上組12.4%の間。
○
1株利益(EPS)は伸びているか
77.92円。10年では増加基調だが、2026年の純利益は前期より2.9%減。2027年計画は93.64円。
◎
営業CFは黒字を続けているか
過去10年すべて黒字。2026年3月期は36億74百万円で前期より減った。
◎
配当は増えているか(減っていないか)
34円。2回の株式分割と一時配当を調整した普通配当は、10年で減配なし。2027年は38円を予想。
◎
配当性向に無理はないか
43.6%。会社は連結配当性向40%を目標にする。
◎
自己資本比率は高いか
62.1%。住友倉庫61.2%と近く、上組73.5%より低い。
○
現金は増えているか
現金同等物113億28百万円。10年前の53億82百万円から増えたが、2024年3月期の約120億円から2年続けて減少。
2026年9月チェック配当は分割と一時配当を整理しても無減配で、営業CFも10期連続黒字。一方、自動車関連への集中と、配当性向40%目標に金額の下限がない点は見続けたい。
🪙

配当はどう増えたか

1株配当の10年推移と今期予想
010203040円17年18年19年20年21年22年23年24年25年26年27年予

2022年7月と2025年4月に、それぞれ1株を2株へ分割。2017〜22年の配当は4分の1、2023〜25年は2分の1に直しました。2019年の特別5円、2020年の特別6円、2021年の創業140周年記念2円も当時の実額から調整。斜線はこれら一時配当です。

秘書のリツ2019〜21年の上乗せを除いても、普通配当は減っていないよ。分割前の金額を混ぜると減配に見えるけれど、現在の1株にそろえると2017年6.75円から2026年34円になったんだ。
配当の10年表(現在の1株基準)
3月期年間合計普通配当特別・記念
20176.75円6.75円なし
20186.75円6.75円なし
20198円6.75円1.25円
20209.5円8円1.5円
202110円9.5円0.5円
202213円13円なし
202321円21円なし
202427.5円27.5円なし
202531.5円31.5円なし
202634円34円なし
2027予想38円38円なし

出典:会社統合報告書の分割調整後の配当推移会社説明資料の特別・記念配当内訳IR BANKの配当開示一覧2022年の配当修正開示会社の配当方針。

📍

いまの利回りの位置

期末の配当利回り・過去10年
012345%点線は10年平均 3.37%2.3217年2.4318年2.9419年3.9120年3.3121年3.8722年4.0723年3.2224年3.9225年3.7526年3.96今
秘書のリツ今の予想利回りは3.96%だよ。過去10年の各3月末の平均3.37%より上。ただし配当予想と株価が変われば、この利回りも変わるよ。
予想PER10.2倍
PBR(2026年6月末BPS基準)0.89倍
過去10年の期末配当利回り
3月期利回り
20172.32%
20182.43%
20192.94%
20203.91%
20213.31%
20223.87%
20234.07%
20243.22%
20253.92%
20263.75%

出典:IR BANKの各期配当利回り2026年9月18日終値959円会社予想EPSと6月末BPS。38÷959×100=3.96%。

💰

業績と財務

売上高と営業利益率
売上高(億円)0100200300400500600700営業利益率(%)02468103.63.24.24.74.75.15.56.77.57.717年18年19年20年21年22年23年24年25年26年
秘書のリツ売上は10年で約1.37倍。営業利益率は2018年の3.2%から2026年の7.7%へ上がった。2025年の小さな減収があるので、毎年右肩上がりではないよ。
1株利益(EPS・分割調整後)
0255075100円17年18年19年20年21年22年23年24年25年26年27年予
秘書のリツEPSは長い目では伸びているよ。ただし2026年の純利益は前年から2.9%減。今期計画の93.64円はまだ予想なんだ。
自己資本を使って稼ぐ力(ROE)
0246810%赤の点線は一般的な目安 8%4.217年3.218年5.419年6.120年5.621年7.122年7.623年8.824年8.525年7.726年
ROE7.7%
自己資本比率62.1%
営業CF10年連続黒字
現金及び現金同等物(期末)
0255075100125億円17年18年19年20年21年22年23年24年25年26年
秘書のリツ現金は10年前より増えたよ。ただ、2024年3月期の約120億円を頂点に2年続けて減っている。営業CFは黒字を保っているから、支出との釣り合いを見よう。
業績・財務の10年表
3月期売上 億円営業利益 億円純利益 億円EPS 円ROE自己資本比率
2017469.817.110.421.604.2%49.8%
2018488.615.58.417.423.2%51.7%
2019528.222.314.530.075.4%52.8%
2020543.125.616.634.336.1%52.3%
2021517.824.316.033.225.6%54.4%
2022570.829.421.845.747.1%57.1%
2023591.432.724.754.437.5%57.9%
2024614.941.131.772.098.8%59.8%
2025611.346.033.077.498.5%60.7%
2026645.549.632.077.927.7%62.1%
営業CFと現金の10年表
3月期営業CF 億円現金同等物 億円
201718.953.8
20185.745.8
201922.546.8
202038.060.4
202132.579.6
202220.382.2
202344.992.6
202455.4119.7
202548.4116.0
202636.7113.3

出典:2021年3月期有価証券報告書2026年3月期有価証券報告書IR BANKの年度別業績。EPSと配当は株式分割を遡及調整し、有報と短信の数値を優先しました。

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直近の決算と注意点

2027年3月期第1四半期は、増収・営業増益でした。

2026年4〜6月・前年同期比
売上高165億02百万円/+9.1%
営業利益13億43百万円/+21.8%
純利益11億19百万円/+51.3%

国内の主要顧客からの物流受注が増えました。会社は通期業績予想(売上660億円、営業利益51億円)と年38円の配当予想を据え置いています。

出典:2027年3月期第1四半期決算短信。

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決算とIRの記録

2026年7月30日 2027年3月期第1四半期
売上9.1%増、営業利益21.8%増。通期予想と年間38円の配当予想は据え置き。
2026年4月27日 2026年3月期本決算
売上5.6%増、営業利益7.7%増。純利益は2.9%減。
中期経営計画2026の目標と今期予想
2027年3月期の中計目標は売上700億円・営業利益53億円・ROE12%。今期の会社予想は売上660億円・営業利益51億円。ROEは2026年3月期実績7.67%。
2025年4月1日 株式分割
1株を2株に分割。過去配当を比較するときは遡及調整が必要。
2022年7月1日 株式分割
1株を2株に分割。2017〜22年の配当は現在の株数基準では4分の1。
2021年3月期 創業140周年記念配当
年間配当40円のうち2円が一時的な記念配当。

出典:第1四半期短信本決算短信2026年3月期有報中期経営計画会社統合報告書IR BANKの配当開示一覧。

⚠ 注意事項・数字の扱い
保有する会社の投資記録です。売買を勧めるものではなく、将来の利益・配当も保証しません。

2022年7月と2025年4月の1対2株式分割を反映し、配当とEPSを現在の1株基準にそろえています。2019〜21年の特別・記念配当は普通配当と分けました。

株価は2026年9月18日終値。2027年3月期の業績と配当は会社予想です。
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