保有銘柄カルテ

住友倉庫

証券コード 9303
倉庫・運輸関連業東証プライム物流・不動産
配当利回り(予想)2.47%
株価は2026年9月18日終値。業績は2026年3月期の実績(連結)です。予想利回りは2027年3月期の配当103円で計算しています。
調査日:2026年9月22日
株価4,165円
1株配当(予想)103円
🐔 いま持っている分
保有株数12株
1年でもらえる配当(税引前・予想)1,236円
買った値段での利回り4.11%

2026年8月29日保存の証券口座保有一覧で、NISA成長投資枠の12株・平均取得単価2,505円を確認しました。取得総額は30,060円、取得利回りは1,236円÷30,060円で計算。年間配当は入金済み額ではなく、現在の株数と会社予想103円から求めた税引前の相当額です。

🏢

どんな会社か

  • 物流と不動産の会社。倉庫での保管、港湾運送、国際輸送、陸上運送を組み合わせて荷物を運びます。
  • 1899年創業。大阪を本拠とする住友グループの倉庫会社です。
  • 国内外で保管と輸送。国内の倉庫・港湾に加え、海外でも物流拠点を運営しています。
  • 営業収益の主力は物流。2026年3月期の物流事業は1,859億円。不動産事業は109億円で、賃貸物件の取得も進めています。
荷物を預かる→倉庫で保管→港・陸・空で運ぶ
秘書のリツ売上は物流が中心だよ。不動産は営業収益の1割未満だけど、賃貸物件の取得を進めているんだ。

出典:2026年3月期有価証券報告書2026年3月期決算説明資料。

📊

ディフェンシブか、景気敏感か

管理上の分類ディフェンシブ。物流の保管需要と不動産賃貸収入を持つ。
秘書のリツ営業キャッシュフローは10年全部黒字だよ。ただ、海運子会社の売却をまたいで、営業収益と利益が大きく動いた年もあるんだ。
📝

強みと懸念点

⭐ 強み
  • 103円の配当下限。2030年度までは年103円を下限にし、株主のお金に対して一定の割合を目安に配ると公表しました。利益が落ちても、103円は守る形です。
  • 物流と不動産の二本柱。倉庫や港の物流が主力ですが、ビルの賃貸も持っています。賃料は毎年入ってくるので、荷動きで揺れる物流を支えます。賃貸物件の取得も進めています。
  • 厚い自己資本。自前のお金の割合は6割を超え、同業2社より守りが固い。本業のお金の出入りは10年ずっとプラスです。
🔵 懸念点
  • 普通配当の減少。2019年は特別配当を出した一方で、普通配当は前の年より減りました。合計額だけでは見えない減配で、特別配当を除いて見る必要があります。
  • 本業の利益率低下。物流の人件費や作業費が上がり、利益率はこの3年で半分に下がりました。
  • 利益の一時要因。前の期の利益には、持ち株の売却益と一度きりの補償金が入っています。これを除いた稼ぐ力を見続けたい。
  • 2年続けて減った現金。投資と株主還元で、手元の現金が減っています。使うお金と余力のつり合いを確かめたい。

出典:2026年3月期有価証券報告書決算説明資料会社の配当情報。

🔎

いつも見ている8つの基準

◎ 基準を大きく上回る、または方針が明文 / ○ 基準を満たす / △ 基準は外れるが、理由を説明できる / × 基準を外れ、次の決算で必ず確かめる
○
売上は伸びているか
営業収益1,962億円。10年で1.19倍。直近2年は増収。
△
営業利益率は高いか
5.8%。前年6.9%から低下。同業の日本トランスシティ6.8%・澁澤倉庫5.1%と同じ帯。
△
1株利益(EPS)は伸びているか
230.86円で前年257.32円から減少。今期会社計画は228.68円。
◎
営業CFは黒字を続けているか
過去10年すべて黒字。2026年3月期は281億62百万円。
○
配当は増えているか(減っていないか)
103円。普通配当は2019年3月期に33円から30円へ1回減少したが、その後2025年3月期まで毎年増加。2026年3月期と今期予想は据え置き。
◎
配当性向に無理はないか
44.6%。会社は年間103円の下限とDOE3.5〜4.5%の目安を設定。
◎
自己資本比率は高いか
61.2%。同業は上組73.5%・日本トランスシティ57.9%・澁澤倉庫57.3%。
△
現金は増えているか
391億円。2024年3月期の479億円から2年連続で減少。
2026年9月チェック配当は2019年の普通配当の減少を残しつつ、その後6期連続で増やした実績、物流・不動産からの収入、103円の下限方針、10年続く営業CFの黒字を合わせて○とした。本業の利益率低下と直近2期の現金減少は別の項目で確認する。
🪙

配当はどう増えたか

1株配当の10年推移と今期計画
0255075110円17年18年19年20年21年22年23年24年25年26年27年予

2018年10月1日に2株を1株へ併合。全額を現在の株数基準に直しています。2019年3月期の45.5円は普通30円+特別15.5円。2020年3月期の47円は普通37円+創業120周年記念10円。斜線が一時的な上乗せです。

秘書のリツ2019年だけ、普通配当は下がったよ。でも翌年から2025年まで6期続けて増やした。今は103円で据え置き。会社は2030年度まで、この額を下限にする方針なんだ。
配当の10年表
3月期年間合計普通配当特別・記念
201731円31円なし
201833円33円なし
201945.5円30円15.5円
202047円37円10円
202148円48円なし
202297円97円なし
2023100円100円なし
2024101円101円なし
2025103円103円なし
2026103円103円なし
2027予想103円103円なし

出典:会社の配当情報・自己株式取得IR BANK・9303の配当表と有報本文2021年3月期有報。

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いまの利回りの位置

期末の配当利回り・過去10年
012345%点線は10年平均 3.44%2.5317年2.2918年3.2619年3.9720年3.2621年4.2222年4.6023年3.9424年3.7325年2.5526年2.47今
秘書のリツいまの予想利回りは2.47%だよ。過去10年の各3月末の平均3.44%より下にある。過去10年の各3月末は2.29〜4.60%だよ。
予想PER18.2倍
PBR(IR BANK表示)1.01倍
期末利回りの計算表
3月期期末株価調整後配当利回り
20171,224円31円2.53%
20181,440円33円2.29%
20191,395円45.5円3.26%
20201,183円47円3.97%
20211,471円48円3.26%
20222,300円97円4.22%
20232,175円100円4.60%
20242,566円101円3.94%
20252,763円103円3.73%
20264,035円103円2.55%

出典:IR BANKの各3月期末株価と会社配当情報から計算。2027年3月期予想EPSは会社決算説明資料の228.68円を使用。

💰

業績と財務

営業収益と営業利益率
営業収益(億円)05001,0001,5002,0002,500営業利益率(%)036912155.65.94.75.85.712.011.77.16.95.817年18年19年20年21年22年23年24年25年26年
秘書のリツ売上より、利益率の波が大きいね。2022年3月期の営業利益率は12.0%、2026年3月期は5.8%。海運子会社の売却をまたぐため、10年の線をそのまま成長率にはできないんだ。
1株利益(EPS)
075150225300円17年18年19年20年21年22年23年24年25年26年27年予
秘書のリツ2026年のEPSは前年より下がったよ。257.32円から230.86円へ。今期計画も228.68円で、ほぼ横ばいなんだ。
自己資本を使って稼ぐ力(ROE)
024681012%赤の点線は一般的な目安 8%4.717年4.718年3.819年5.220年4.821年10.022年10.723年5.324年7.725年6.126年
ROE6.1%
自己資本比率61.2%
営業CF10年連続黒字
現金及び現金同等物(期末)
0100200300400500億円17年18年19年20年21年22年23年24年25年26年
秘書のリツ手元の現金は直近2年で減っているよ。2024年3月期479億円から2026年3月期391億円へ。ただし営業CFは毎年黒字だよ。
業績・財務の10年表
3月期営業収益 億円営業利益 億円純利益 億円EPS 円ROE自己資本比率
20171,652.691.978.087.314.7%56.1%
20181,757.6103.083.694.844.7%54.2%
20191,861.788.069.179.803.8%56.2%
20201,917.2111.089.5105.745.2%51.9%
20211,920.2109.684.5101.724.8%54.1%
20222,314.6277.5197.0242.5510.0%54.4%
20232,239.5260.9224.6281.0910.7%56.3%
20241,846.6131.9124.9158.005.3%58.4%
20251,934.0132.8200.7257.327.7%60.0%
20261,962.4114.1176.7230.866.1%61.2%
営業CFと現金の10年表
3月期営業CF 億円現金同等物 億円
2017166.3245.6
2018166.4313.0
2019140.0241.6
2020149.8345.5
2021206.1252.7
2022314.2408.4
2023298.2465.2
2024220.3479.5
2025317.3449.5
2026281.6390.7

出典:2026年3月期有報2021年3月期有報の主要な経営指標等の推移、各期の連結損益計算書、2026年3月期短信。

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同じ仕事の会社と比べる

倉庫・港湾運送を手がける3社と並べました。4社とも3月期・日本基準です。

2026年3月期住友倉庫
9303
上組
9364
日本トランスシティ
9310
澁澤倉庫
9304
営業収益1,962億円2,948億円1,255億円797億円
営業利益率5.8%12.4%6.8%5.1%
ROE6.1%8.0%6.9%9.5%
自己資本比率61.2%73.5%57.9%57.3%
配当性向44.6%65.9%40.8%50.2%
予想利回り2.47%4.21%3.06%4.27%
秘書のリツ利益率は上組が抜けているね。住友倉庫の5.8%は、日本トランスシティ6.8%・澁澤倉庫5.1%と近い。自己資本比率はその2社より少し上だよ。

配当性向などの決算指標は2026年3月期実績。予想利回りは2026年9月18日終値と2027年3月期の各社配当予想から計算しました。澁澤倉庫は7月30日に予想を年90円へ増額し、このうち10円は創業130周年の記念配当です。普通配当80円だけなら同日の利回りは3.80%です。

出典:上組日本トランスシティ澁澤倉庫の各2026年3月期決算短信、澁澤倉庫の7月30日配当修正。

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直近の決算と注意点

2027年3月期第1四半期は増収・営業増益でした。

2026年4〜6月・前年同期比
営業収益504億38百万円/+5.4%
営業利益35億10百万円/+28.1%
純利益59億73百万円/+89.3%

純利益には投資有価証券売却益22億49百万円が含まれます。会社は通期業績予想と年103円の配当予想を据え置きました。

出典:2027年3月期第1四半期決算短信。

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決算とIRの記録

2026年8月7日 2027年3月期第1四半期
営業収益5.4%増、営業利益28.1%増。通期業績予想と配当予想は据え置き。
2026年5月20日 決算説明会資料
2030年度までの配当下限103円とDOE3.5〜4.5%、5年間で自己株式取得350億円の目安を説明。
2026年5月12日 2026年3月期本決算
営業収益1.5%増、営業利益14.0%減。純利益には有価証券売却益と受取補償金が含まれる。
2020年3月期 創業120周年記念配当
年間47円のうち10円が記念配当。
2019年3月期 特別配当と株式併合
期末28.5円のうち15.5円が特別配当。2018年10月に2株を1株へ併合。

出典:第1四半期短信決算説明資料本決算短信会社配当ページ。

⚠ 注意事項・数字の扱い
保有する会社の投資記録です。売買を勧めるものではなく、将来の利益・配当も保証しません。

2018年10月1日の株式併合に合わせ、配当と株価は現在の株数基準に直しています。2019年3月期の特別配当15.5円と2020年3月期の記念配当10円は、普通配当と分けて示しました。

株価は2026年9月18日終値。2027年3月期の業績と配当は会社予想です。
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