保有銘柄カルテ

ニホンフラッシュ

証券コード 7820
その他製品東証プライム室内ドア・内装部材
配当利回り(予想)5.06%
株価は2026年9月18日終値。業績は2026年3月期の実績(連結)です。予想利回りは2027年3月期の配当36円で計算しています。
最終更新 2026年9月23日
株価712円
1株配当(予想)36円
🐔 いま持っている分
保有株数108株
1年でもらえる配当(税引前・予想)3,888円
買った値段での利回り4.01%

取得総額96,968円、表示取得単価は898円です。取得利回りは取得総額で計算しました。年間配当は入金済み額ではなく、現在の株数と会社予想から求めた相当額です。

🏢

どんな会社か

  • 内装部材の専門メーカー。室内ドア、化粧造作材(枠や幅木)、収納ボックスを作り、据え付けまで手がけます。
  • 1964年に徳島で設立。本社は徳島県小松島市。2002年に中国へ進出し、現地に工場を持っています。
  • 1戸ごとの受注生産。マンションの部屋ごとに仕様を変えられる作り方(マス・カスタマイゼーション)が特徴です。
  • 日本と中国の2事業。2026年3月期の売上は中国58%・日本42%。営業利益は日本が8割を稼ぎます。
デベロッパーから部屋ごとの注文→自社工場で受注生産→現場へ納めて据え付け
2026年3月期・地域別の割合
売上中国 57.8%日本 42.2%利益日本 81.3%中国 18.7%
秘書のリツ売上は中国のほうが大きいけど、利益の8割は日本だよ。中国は売上136億円に対して営業利益3億円。前の期は2億円の営業赤字だったね。
地域別の数字をくわしく見る
地域売上高(外部)セグメント利益利益率
日本99億円14.2億円14.3%
中国136億円3.3億円2.4%

出典:2026年3月期有価証券報告書2026年3月期決算短信。

📊

ディフェンシブか、景気敏感か

管理上の分類景気敏感。売上はマンションの着工に左右され、主な取引先は日本と中国のデベロッパー。
秘書のリツ日本の住宅着工と、中国の不動産市況の両方で動くよ。2025年度の国内の分譲マンション着工は前年度より21.2%減った。中国は不動産大手の赤字が続いているね。

出典:2026年3月期決算短信2026年3月期有価証券報告書。

📝

強みと懸念点

⭐ 強み
  • 借金に頼らない財務。木の内装建材は利益の薄い業界で、同業2社は前の期に最終赤字でした。その中で借金に頼らず事業のお金を自前でまかなえていて、同じ業界の2社より守りが固い。不況が長引いても耐える体力があります。
  • 部屋ごとの受注生産。マンション1戸ずつ仕様の違う注文に応え、決まった日に納められるのが強みです。値段だけの勝負になりにくく、儲けが薄い業界で、日本の事業はしっかり利益を出しています。
  • 苦しい年も配当を削らない。リーマン・ショックの後も、中国で大きな損を出して赤字になった年も、ためてきた利益を取り崩して配当を払い続けてきました。
🔵 懸念点
  • 中国の不動産不況。売上の半分以上を占める中国の取引先は、マンションを建てる不動産会社です。その不動産会社の経営が苦しく、会社は販売先を代理店やホテル、輸出に切り替えている途中で、回復の見通しはまだ立っていません。
  • 代金が不動産で返ってくる。お金を払えない取引先から、代わりに物件を受け取っています。不動産が値下がりすれば、また損が出ます。
  • 配当に回す余裕が薄い。今期は中国の販売先の作り替えで売上が1割減る見込みで、見込んでいる利益の9割を配当に回す計画です。中国の立て直しが遅れても、いまの配当を守れるか。

出典:2026年3月期有価証券報告書2026年3月期決算短信2010年3月期有価証券報告書。

🔎

いつも見ている8つの基準

◎ 基準を大きく上回る、または方針が明文 / ○ 基準を満たす / △ 基準は外れるが、理由を説明できる / × 基準を外れ、次の決算で必ず確かめる
×
売上は伸びているか
235億円。10年前の178億円より多いが、2022年3月期の331億円から4年続けて減った。今期予想は210億円。
△
営業利益率は高いか
7.4%。同業2社の1〜2%台より高いが、2022年3月期までの14〜15%台からは下がった。
×
1株利益(EPS)は伸びているか
62.21円。2025年3月期の赤字からは戻ったが、2022年3月期の153.31円の半分以下。今期予想は39.55円。
◎
営業CFは黒字を続けているか
10年すべて黒字。赤字だった2025年3月期も25億円のプラス。
○
配当は増えているか(減っていないか)
10年で20円から36円へ。減配はないが、2023年3月期から4年続けて据え置き。
△
配当性向に無理はないか
57.9%。前期は赤字で配当し、今期予想は91.0%。
◎
自己資本比率は高いか
71.7%。10年ずっと68〜75%で、同業2社の42〜51%を上回る。
○
現金は増えているか
現金同等物は56億円。10年前の47億円より多いが、2021年3月期の71億円には届かない。
2026年9月チェック財務と営業CFは強い。売上と利益の戻り、中国の回収を次の決算で確かめる。
🪙

配当はどう増えたか

1株配当の10年推移と今期予想
010203040円17年18年19年20年21年22年23年24年25年26年27年予
秘書のリツ1株配当は20円から36円まで増えて、減配はないよ。ただ2023年3月期の36円からは4年据え置き。赤字の2025年3月期も「豊富な利益剰余金がある」として36円を払ったね。
配当・配当性向の10年表
3月期1株配当配当性向
201720円26.2%
201825円26.7%
201925円25.2%
202027.5円20.7%
202128円21.3%
202232円20.9%
202336円47.9%
202436円64.2%
202536円赤字
202636円57.9%
2027予想36円91.0%

2020年4月1日に1株を2株に分割しました。2020年3月期以前の配当とEPSは分割後の株数に合わせています(2020年3月期の実額は55円)。

出典:2026年3月期有価証券報告書2021年3月期有価証券報告書2026年3月期決算短信。

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いまの利回りの位置

期末の配当利回り・過去10年
0246%点線は10年平均 3.19%2.8617年2.0418年2.4119年2.8920年2.0621年3.2522年3.6823年3.7024年4.4925年4.5126年5.06今
秘書のリツいまの予想利回り5.06%は、10年平均3.19%よりかなり高いよ。過去10年の各3月末では2.04〜4.51%。配当が据え置きのまま株価が下がって、利回りが上がってきたね。
予想PER18.0倍
PBR(本決算基準)0.51倍
過去の期末利回りを数字で見る
3月期3月月足終値期末利回り
2017700円2.86%
20181,227円2.04%
20191,039円2.41%
2020950円2.89%
20211,359円2.06%
2022986円3.25%
2023977円3.68%
2024973円3.70%
2025802円4.49%
2026798円4.51%

株価:株探「月足」(分割調整後)。過去利回りは各期配当を各3月の月足終値で割った計算値です。

📈

業績と財務の10年

売上高と営業利益率
売上高(億円)0100200300400営業利益率(%)0510152015.515.314.415.315.314.78.45.83.27.417年18年19年20年21年22年23年24年25年26年
秘書のリツ売上は2022年3月期の331億円が山で、そこから4年減ったよ。営業利益率も15%前後から2025年3月期に3.2%まで下がって、2026年3月期は7.4%まで戻した。中国の貸倒引当金が減ったのが効いたね。
1株利益(EPS)
-1000100200円17年18年19年20年21年22年23年24年25年26年27年予
秘書のリツEPSは153円から3年続けて減り、2025年3月期は122円の赤字だったよ。中国の売掛金への貸倒引当金と、回収で受け取った不動産の減損が特別損失になった。今期は39.55円の予想だね。
自己資本を使って稼ぐ力(ROE)
-20-1001020%赤の点線は一般的な目安 8%12.517年13.818年13.419年16.720年14.621年14.422年6.223年4.224年-9.025年4.626年
秘書のリツROEは2022年3月期まで12〜17%あったけど、いまは4.6%だよ。目安の8%を4年続けて下回っているね。
ROE4.6%
自己資本比率71.7%
営業CF10年連続黒字
秘書のリツ営業CFは10年すべて黒字だよ。2026年3月期は17億円で、配当の支払い8億円をまかなえている。
現金及び現金同等物(期末)
020406080億円17年18年19年20年21年22年23年24年25年26年
秘書のリツ現金同等物は47億円から56億円へ。ただ2021年3月期の71億円よりは少ないよ。定期預金を含む「現金及び預金」は116億円あるから、手元のお金はグラフより厚いね。
業績と財務の10年表
3月期売上高営業利益率EPS営業CF現金等自己資本比率ROE
2017178億円15.5%76.34円25億円47億円74.4%12.5%
2018206億円15.3%93.61円18億円42億円74.7%13.8%
2019247億円14.4%99.14円15億円50億円72.4%13.4%
2020310億円15.3%133.08円31億円60億円69.2%16.7%
2021289億円15.3%131.55円21億円71億円68.2%14.6%
2022331億円14.7%153.31円15億円55億円69.6%14.4%
2023273億円8.4%75.12円24億円60億円72.5%6.2%
2024259億円5.8%56.04円17億円41億円70.3%4.2%
2025240億円3.2%-122.71円25億円46億円71.4%-9.0%
2026235億円7.4%62.21円17億円56億円71.7%4.6%

出典:2026年3月期有価証券報告書2021年3月期有価証券報告書。

🤝

同業と比べる

室内ドアや造作材など木質の内装建材を作る永大産業、ウッドワンと、2026年3月期の連結実績を並べました。

2026年3月期ニホンフラッシュ
7820
永大産業
7822
ウッドワン
7898
売上高235億円738億円660億円
営業利益率7.4%1.0%1.9%
ROE4.6%−6.6%−3.3%
自己資本比率71.7%51.3%42.5%
配当性向57.9%赤字赤字
予想利回り5.06%3.88%2.58%
秘書のリツ規模は2社の3分の1だけど、利益率と自己資本比率は3社でいちばん高いよ。木質建材は利益率1〜2%台の業界で、2社とも2026年3月期は最終赤字だった。

予想利回りは2026年9月18日終値712円・258円・929円と、今期予想配当36円・10円・24円で計算しました。

出典:ニホンフラッシュ 2026年3月期決算短信永大産業 2026年3月期決算短信ウッドワン 2026年3月期決算短信、東京証券取引所(2026年9月18日終値)。

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最新決算を確かめる

売上高36.1億円
営業利益−1.4億円
純利益−1.8億円
2027年3月期・第1四半期
売上高36.1億円(前年同期比11.6%減)
営業利益1.4億円の赤字(前年同期は0.03億円の赤字)
純利益1.8億円の赤字(前年同期は0.3億円の黒字)
日本の営業利益2.1億円(前年同期は2.8億円)
中国の営業利益3.6億円の赤字(前年同期は2.8億円の赤字)
通期予想・年間配当据え置き・36円
秘書のリツ第1四半期は日本も中国も減収で、営業赤字だったよ。日本は工事の遅れで売上の計上がずれた。中国は事業の作り替えを優先して、もともと数量を減らす計画だね。

2027年3月期は、売上高210億円(前期比10.5%減)、営業利益14億円(同19.8%減)、純利益9億円(同36.4%減)を予想。中国ではデベロッパー向けを売上の88%から30%へ減らし、代理店を通じた販売・ホテル向け・輸出を増やす計画です。次は日本の値上げの効き方と、中国の新しい販売先がどこまで育つかを確かめます。

出典:2027年3月期第1四半期決算短信2026年3月期決算短信。

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決算とIRの記録

2026年8月10日 2027年3月期第1四半期決算
売上11.6%減、営業損失1.4億円、純損失1.8億円。通期予想と年間配当36円は据え置き。
2026年6月26日 2026年3月期有価証券報告書
中国の売掛金は115億円、貸倒引当金は33億円、代物弁済で得た投資不動産は89億円。
2026年5月15日 2026年3月期本決算
売上2.2%減、営業利益125.3%増、純利益14.2億円で黒字に戻る。年間配当36円。今期は36円・配当性向91.0%を予想。
2025年5月15日 2025年3月期本決算
貸倒引当金27億円と減損12億円で、純損失27.9億円。年間配当は36円を維持。
2020年4月1日 株式分割
1株を2株に分割。

出典:2027年3月期第1四半期決算短信2026年3月期有価証券報告書2026年3月期決算短信2021年3月期有価証券報告書。

⚠ 注意事項・数字の扱い
保有する会社の投資記録です。売買を勧めるものではなく、将来の利益・配当も保証しません。

2017年3月期から2026年3月期の配当に、記念配当・特別配当の注記はありません。2020年4月1日の株式分割(1株→2株)は、配当・EPS・株価とも分割後の株数に合わせています。

過去の利回りは、各期配当と3月の月足終値から計算しました。金額と図の数字は読みやすさのため丸めています。
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