保有銘柄カルテ

三和ホールディングス

証券コード 5929
金属製品東証プライムシャッター・ドア世界展開
配当利回り(予想)4.22%
株価は2026年9月18日終値。業績は2026年3月期の実績(連結)です。予想利回りは2027年3月期の配当146円で計算しています。
最終更新 2026年9月21日
株価3,457円
1株配当(予想)146円
🐔 いま持っている分
保有株数16株
1年でもらえる配当(税引前・予想)2,336円
買った値段での利回り4.45%

取得総額52,496円、表示取得単価は3,281円です。取得利回りは取得総額で計算しました。年間配当は入金済み額ではなく、現在の株数と会社予想から求めた相当額です。

🏢

どんな会社か

  • シャッターとドアの大手。ビル・工場向けシャッター、住宅用窓シャッター、スチールドア、自動ドアなどを作り、販売・施工・修理まで手がけます。
  • 日本だけでなく北米と欧州が大きい。2026年3月期の売上は日本44%、北米37%、欧州17%、アジア2%です。
  • 海外ではガレージドアや産業用ドアも展開。北米はOverhead Door、欧州はNovofermを軸に、開閉機やメンテナンスも広げています。
  • 実質的な創業は1956年。兵庫県尼崎市でシャッターの製作・販売を始め、M&Aを重ねて海外へ展開しました。
鋼材などを仕入れて製造→建物に合わせて販売・施工→修理・保守でも稼ぐ
2026年3月期・地域別の割合
売上日本 44.1%北米 36.6%■欧州 17.4% ■アジア 1.9%利益日本 49.4%北米 47.7%■欧州 2.8% ■アジア 0.1%
秘書のリツ売上の約56%が海外で、利益は日本と北米がほぼ半分ずつだよ。欧州は売上17%ある一方、利益は3%弱。地域ごとの利益率の差が大きいね。
地域別の数字をくわしく見る
地域売上高セグメント利益利益率
日本2,912億円391億円13.4%
北米2,417億円378億円15.6%
欧州1,149億円22億円1.9%
アジア127億円1億円0.8%

出典:2026年3月期有価証券報告書。

📊

ディフェンシブか、景気敏感か

管理上の分類景気敏感。シャッター・ドアは住宅着工、工場・物流施設、オフィスなどの建築需要に左右される。
秘書のリツ修理やメンテナンスは毎期入りやすいけど、新築向けの数量は景気や金利で動くよ。今は北米の住宅市場の弱さと、原材料・人件費の上昇を見ておきたいね。

出典:2026年3月期有価証券報告書2027年3月期第1四半期決算説明資料。

📝

強みと懸念点

⭐ 強み
  • 日本・北米・欧州の事業基盤。日本のシャッターに加え、北米と欧州のドア会社を買って広げてきました。売上の半分以上が海外で、1つの国の建築需要が落ちても全体が崩れにくい形です。利益率もROEも、シャッターの同業2社を上回ります。
  • つけたあとの修理と保守。シャッターやドアは、取り付けたあとも修理や点検が必要です。販売・施工から修理まで手がけるので、新築が減る年でも保守の仕事は毎期入ってきます。
  • 株主還元を明文化。株主のお金に対して10%を配る目安で、利益が落ちる年でも配当は下がりにくい決め方です。記念配当を含めた今期の146円を、来年度以降の下限の目安にするとも説明しています。
🔵 懸念点
  • 北米の回復の遅れ。北米では住宅市場が弱く、家につけるガレージドアの需要が伸びていません。そこに工場の生産性の低下も重なり、今期の出だしは北米の利益が大きく減りました。
  • 欧州の低い採算。欧州は売上の2割近くあるのに利益はわずかで、今期の出だしは赤字でした。買収で広げた事業が、まだ稼ぐ形になっていません。
  • 原材料・人件費・関税。鋼材などの原材料や人件費が上がり、米国では関税の負担も加わっています。会社は値上げとコスト削減で吸収する計画ですが、値上げがどこまで通るかを確かめる必要があります。

2027年3月期第1四半期の北米の営業利益は41.5%減でした。

出典:2026年3月期決算説明資料2026年3月期有価証券報告書2027年3月期第1四半期決算説明資料株主還元。

🔎

いつも見ている8つの基準

◎ 基準を大きく上回る、または方針が明文 / ○ 基準を満たす / △ 基準は外れるが、理由を説明できる / × 基準を外れ、次の決算で必ず確かめる
○
売上は伸びているか
6,607億円。10年で3,539億円から87%増えた。減収は2回で、直近は0.3%減。
◎
営業利益率は高いか
12.0%。10年前の7.5%から改善し、同業の文化シヤッター6.6%・東洋シヤッター5.8%を上回る。
◎
1株利益(EPS)は伸びているか
281.61円。10年で74.61円から3.8倍。減ったのは2021年3月期の1回だけ。
◎
営業CFは黒字を続けているか
10年すべて黒字。直近は614億円で、利益を現金に変えられている。
◎
配当は増えているか(減っていないか)
10年で25円から130円へ5.2倍。減配はなく、2027年3月期は普通132円と記念14円の計146円を予想。
◎
配当性向に無理はないか
46.2%。目安の30〜50%にある。今期予想146円では50.7%だが、14円は70周年記念配当。
◎
自己資本比率は高いか
63.6%。10年前の43.0%から上がり、同業2社の57%台も上回る。
○
現金は増えているか
916億円。10年前の563億円から63%増えたが、前期の1,031億円からは減った。
2026年9月チェック収益力・営業CF・財務・配当がそろう。次は北米と欧州の利益率を確かめる。
🪙

配当はどう増えたか

1株配当の10年推移と今期予想
04080120160円17年18年19年20年21年22年23年24年25年26年27年予
秘書のリツ1株配当は25円から130円まで、減配なしで増えたよ。今期予想146円のうち14円は70周年記念配当。ただし会社は、来年度以降も記念配当込みの146円を下限の目安にすると説明している。
配当・配当性向の10年表
3月期1株配当配当性向
201725円33.5%
201830円37.1%
201932円34.4%
202034円35.0%
202134円35.3%
202236円34.8%
202358円38.7%
202478円39.8%
2025106円40.1%
2026130円46.2%
2027予想146円(普通132円+記念14円)50.7%

出典:株主還元2027年3月期第1四半期決算説明資料2026年3月期有価証券報告書2021年3月期有価証券報告書。

📍

いまの利回りの位置

期末の配当利回り・過去10年
012345%点線は10年平均 2.92%2.4017年2.1818年2.4319年4.0320年2.3521年2.8922年4.1023年2.9124年2.2225年3.6826年4.22今
秘書のリツいまの予想利回り4.22%は、10年平均2.92%より高いよ。過去10年の3月末は2.18〜4.10%。今期予想には70周年記念配当14円が含まれる点は分けて見よう。
予想PER12.0倍
PBR(本決算基準)2.08倍
過去の期末利回りを数字で見る
3月期3月月足終値期末利回り
20171,042円2.40%
20181,373円2.18%
20191,317円2.43%
2020844円4.03%
20211,449円2.35%
20221,244円2.89%
20231,416円4.10%
20242,681円2.91%
20254,769円2.22%
20263,537円3.68%

配当:三和HD「株主還元」。株価:株探「月次株価」。過去利回りは各期配当を各3月の月足終値で割った計算値です。

📈

業績と財務の10年

売上高と営業利益率
売上高(億円)02,0004,0006,0008,000営業利益率(%)04812167.57.37.77.87.77.69.610.712.212.017年18年19年20年21年22年23年24年25年26年
秘書のリツ売上は10年で87%増え、営業利益率は7.5%から12.0%へ上がったよ。2026年3月期は0.3%減収・1.8%営業減益だけど、利益率は12%を保った。
1株利益(EPS)
080160240320円17年18年19年20年21年22年23年24年25年26年27年予
秘書のリツEPSは74.61円から281.61円へ、3.8倍になったよ。2021年3月期にわずかに減った以外は増加。2027年3月期は288.08円の予想だね。
自己資本を使って稼ぐ力(ROE)
081624%赤の点線は一般的な目安 8%12.717年12.718年13.519年13.320年12.421年12.022年15.023年16.524年19.025年17.826年
秘書のリツROEは直近17.8%で、10年すべて12%以上だよ。自己資本比率を63.6%まで高めながら、同業より高い収益性を保っているね。
ROE17.8%
自己資本比率63.6%
営業CF10年連続黒字
秘書のリツ営業CFは10年すべて黒字だよ。2026年3月期は614億円。設備投資、配当、自社株買いの原資を本業から出せているね。
現金及び現金同等物(期末)
04008001200億円17年18年19年20年21年22年23年24年25年26年
秘書のリツ現金は10年前の563億円から916億円へ増えたよ。前期の1,031億円からは、自社株買いなどもあって115億円減った。
業績と財務の10年表
3月期売上高営業利益率EPS営業CF現金等自己資本比率ROE
20173,539億円7.5%74.61円237億円563億円43.0%12.7%
20183,857億円7.3%80.97円265億円493億円45.2%12.7%
20194,100億円7.7%92.95円243億円480億円47.4%13.5%
20204,402億円7.8%97.14円323億円546億円46.3%13.3%
20214,271億円7.7%96.21円501億円878億円47.9%12.4%
20224,690億円7.6%103.40円205億円614億円52.2%12.0%
20235,882億円9.6%149.71円344億円712億円54.4%15.0%
20246,111億円10.7%196.03円724億円942億円57.7%16.5%
20256,624億円12.2%264.61円769億円1,031億円60.2%19.0%
20266,607億円12.0%281.61円614億円916億円63.6%17.8%

出典:2026年3月期有価証券報告書2021年3月期有価証券報告書。

🤝

同業と比べる

同じシャッター・ドアを主力とする文化シヤッター、東洋シヤッターと、2026年3月期の連結実績を並べました。

2026年3月期三和HD
5929
文化シヤッター
5930
東洋シヤッター
5936
売上高6,607億円2,363億円215億円
営業利益率12.0%6.6%5.8%
ROE17.8%10.8%8.3%
自己資本比率63.6%58.3%57.8%
配当性向46.2%41.3%32.0%
予想利回り4.22%3.86%4.74%
秘書のリツ規模、利益率、ROE、自己資本比率は3社でいちばん高いよ。予想利回りは東洋シヤッターの方が高いけど、三和HDはDOE10%を目安にする配当方針が特徴だね。

予想利回りは2026年9月18日終値3,457円・1,917円・907円と、今期予想配当146円・74円・43円で計算しました。

出典:三和HD 2026年3月期決算短信文化シヤッター 2026年3月期決算短信東洋シヤッター 2026年3月期決算短信、東京証券取引所(2026年9月18日終値)。

🧾

最新決算を確かめる

売上高1,404億円
営業利益59億円
純利益48億円
2027年3月期・第1四半期
売上高1,404億円(前年同期比0.3%減)
営業利益59億円(同40.8%減)
純利益48億円(同32.9%減)
日本の営業利益19億円(同34.9%増)
通期予想・年間配当据え置き・146円
秘書のリツ第1四半期は北米と欧州が響いて大幅減益だったよ。一方、日本は増益。会社は北米の下期改善を見込み、通期営業利益810億円と年間配当146円の予想を据え置いた。

2027年3月期は、売上高6,770億円(前期比2.5%増)、営業利益810億円(同2.4%増)、純利益600億円(同0.4%増)を予想。次は北米の工場改善と住宅市場、欧州の赤字解消、値上げによるコスト吸収を確かめます。

出典:2027年3月期第1四半期決算短信2027年3月期第1四半期決算説明資料。

🗓

決算とIRの記録

2026年7月31日 2027年3月期第1四半期決算
売上0.3%減、営業利益40.8%減、純利益32.9%減。通期業績と年間配当146円の予想は据え置き。
2026年6月22日 2026年3月期有価証券報告書
営業CF614億円、自己資本比率63.6%、ROE17.8%。10年連続で営業CFは黒字。
2026年5月14日 2026年3月期本決算
売上0.3%減、営業利益1.8%減、純利益3.9%増。年間配当は106円から130円へ増配。
2026年5月14日 配当方針を変更
自己資本ベースのDOE8%から、株主資本ベースのDOE10%へ変更。2027年3月期は普通132円と70周年記念14円を予想。
2025年5月 中期経営計画2027
2025〜2027年度の3年間で成長投資1,000億円、株主還元1,250億円を計画。

出典:2027年3月期第1四半期決算説明資料2026年3月期有価証券報告書2026年3月期決算説明資料中期経営計画2027。

⚠ 注意事項・数字の扱い
保有する会社の投資記録です。売買を勧めるものではなく、将来の利益・配当も保証しません。

2017年3月期から2026年3月期の配当に、記念配当・特別配当の注記はありません。2027年3月期予想146円のうち14円は創立70周年記念配当です。

過去の利回りは、各期配当と3月の月足終値から計算しました。金額と図の数字は読みやすさのため丸めています。
← 銘柄カルテ一覧へ戻る